GPD WINの弱点ディスク容量問題の解消
非常に気に入っていた超小型USB大容量メモリ
先日紹介しました「GPD WIN」ですが弱点であるディスク容量の少なさを解消する為、超小型USBメモリを購入し使用していました。
「Lexar JumpDrive S45 128GB USB 3.0 Flash Drive」
Amazon.com(米尼)で購入。確か30$ぐらいで購入できました。見ての通りUSBコネクタがそのままメモリになった感じで超小型です。その割に128GBと大容量でリード速度も120MB/秒と比較的早かったためGPD WINに最適であると判断し購入を決断しました。
挿入状態です。見ての通りまったく他のコネクタに干渉しません。凄くコンパクトで気に入っておりました。
早くも故障!!?
非常に気に入っていたんですがこの前、急に認識しなくなり天に召されてしまいました・・・・。何とか治せないかといろいろ調べましたが断念しました。中のファイルリストを取得するところまでは行ったのですが元の状態に戻すことはできませんでした。
推測ですが相当高熱になる上に熱の逃げ場がほとんどない為、チップが熱で逝ってしまったんだと思われます。かなりショックです。購入してから約8か月ほどで故障していしまいました。もう少し持ってくれると思ってたんですがUSBメモリに過度な期待をするもんでは無いですね。
所詮消耗品です。壊れるときはあっさり壊れます。まぁ、海外から個人輸入したこともあり国内相場よりも1000円ほど安く購入できたのでそれほど大きな損害ではありません。本来保障が付いていますがパッケージを捨ててしまい更に海外からの購入という事もあり保障の利用はしません。
故障状況判断の為、内部確認を行う際、分解を試みましたが簡単に分解できました。物理的な破損では無い事も確認できました。やはり熱かな。それにしても小さいです。
気を取り直して新たなストレージを探していたところUSBメモリほどではないですが高速でコンパクトなストレージ増設方法を見つけました。
新たな改善方法SSD増設!
「m.2 SSD」をUSB3.0変換ケースで外付けする方法です。
m.2 SSDとはよく見かける2.5インチSSDではなくm.2という接続端子仕様の超小型SSDです。サイズ的にはスティックガムぐらいで非常にコンパクトです。同じm.2の接続端子仕様で「nvme」というものがありますがこれは非常に似ていますが全くの別物で
高速なPCIEの規格で接続する為、非常に高速です。2000MB/秒を超える速度でアクセスできます。m.2 SSDのほうはSATA接続であり大体500MB/秒ぐらいの速度なので比べ物になりません。今回はnvmeではなくSATA接続のm.2 SSDを使用したいと思います。
USBメモリが100MB/秒ぐらいなので500MB/秒でも十分に早いはずです。容量もUSBメモリより大容量の物を選択しやすいので非常にディスク容量貧乏なGPD WINに最適です。
という事で早速Amazonで購入しました。
「シリコンパワー SSD M.2 2280 240GB SATA III 6Gbps 3年保証 M55シリーズ 」というものです。
容量は240GBで壊れたUSBメモリの約2倍くらいです。上の写真では既にUSB3.0変換ケースの基盤に接続しております。
基盤を挿入し金属ケースの蓋をネジで止めます。
はい。完成。手のひらサイズですね。持ち運びには最適です。USBメモリより大きいですが大容量かつ高速、高耐久なので非常に優れています。
早速接続してみました。ケーブルは取り回しを良くする為、L字型のコネクタ物を別途購入しました。
天板上部に強力両面テープで固定しS字にケーブルを這わせ接続しています。
開けたところ。
少し重たくなり見た目もごつくなってしまいましたがケーブルぶら下げるよりも一体感が出てまぁ満足です。
今度時間があればもっとスマートに見た目を改良したいところです。
早速起動し認識できているか見てみました。
認識できていますね。上の写真ではDドライブがそうです。既にデータをコピー済みなので容量の大半埋まってしまっていますが。
Crystal Disk Markで速度ベンチを測ってみました。
う~ん。説明されている仕様とだいぶ違いますね。リードが思っていた速度の半分ほどしか出ていません。仕様では580MB/秒はでると説明されていました。
何かセットアップが不完全なのかもしれません。これは追って調べたいと思います。まぁ、半分ではありますがUSBメモリの速度の倍は出ているので実用十分です。
実際、ゲームを数点起動し確認しましたが書き込みや読み込みが発生する箇所で体感できるほど速度アップできていました。非常に満足です。流石にSSDならUSBメモリみたい8か月で召されることもないでしょうから安心感が違います。
GPD WINに装着するとごつくなりますがバスパワーで外部電源なしに気軽にディスク容量増量出来る為、大変おススメです。
見た目がごつく重たくなったので再構築検討(2018/09/16更新)
SSDを増設することでディスク容量も増え読み込み速度も改善し気に入って使っていますが使用したケースが大きかった為、重く見た目にもごつくなってしまいました。
多少は仕方ないと思っていますが小型軽量を売りにするGPD WINの良さが半減してしまいます。
ですので今回、もっと軽量でごつくならない様に構成を見直したいと思います。
早速、Amazonで物色してみたところ以下が良さげでした。
以前はSSDを完全に覆う形の変換アダプタなのに対し今回は基盤剥き出しのタイプで横幅もスリムです。
流石に剥き出しでは運用しづらいのでかぶせるタイプのヒートシンクを利用したいと思います。
赤色のかぶせるタイプでちょっと派手ですが安かったので今回はこの2点をチョイス。
早速注文しました。
外国から発想なので到着までしばし時間がかかるみたいです。
到着次第早速試してみたいと思います。
購入したブツが届いたので早速装着します(2018/09/30更新)
M.2SSD用のヒートシンクです。赤色しかなかったのでちょっと派手ではありますがそこそこカッコいいので良しとします。
凄く薄く軽くて中々よさげなんですが少し問題がありまして私の所有するM.2SSD「SP240GBSS3M55M28」に装着しようとすると横幅が狭すぎてうまく装着できません。
コの字形状になっていてかぶせて使用する仕様なんですが横幅の尺が足りずかぶせることができません。仕方ないので
横の爪をペンチでへし折りました。幸い片方が4つに分かれた爪的な形状だったので除去しやすかったです。
続いて注文し届いたのがこれ。
M.2SSDをUSBメモリのように直接コネクタにぶっさせる変換アダプタ。しかも基盤剥き出しでケースはありません。
前回用意したSSD変換アダプタはケースがごつい為、重くかさばり良くありませんでしたが今回のこれは細くそして軽い為嵩張りません。
基盤剥き出しなんで当然かw
早速SSDを装着しました。
ほぼSSDの横幅のサイズで非常にコンパクトです。見た目の通り非常に軽量ですごいくいい感じです。
ただこのままでは精神的に良くないので
先ほどのヒートシンクを装着してみました。
伝熱シートをSSDのチップの上に貼り付けその上にヒートシンクを載せています。
先ほど横の爪を除去したのでうまくかぶせることができました。
前回使用した変換アダプタのケースとサイズ比較です。
わかりやすいくらスリムかつ軽量化できていることがわかりますね。だってほぼ剥き出しだからw
続けて購入し届いたのがこちら。
USBケーブルです。前回と同じくL字型のコネクタで前回と違うのはSSD装着側が前回はTypeBオスだったのが今回はUSBTypeAのメスコネクタです。
購入した基盤剥き出し変換アダプタに合わせたコネクタを選択しました。
そして前回よりも気を付けたのが通電時のノイズ問題。
ケーブルがノイズをシールド出来ていないせいでWifiが使えなくなるという痛い目にあった事を反省し今回はしっかりとノイズをシールドできそうなケーブルを選択しました。
では、早速装着してみます。
はい!こんな感じになりました。
ちょっと今回は各パーツの色が統一されていない為、浮いちゃっていますがそれなりにスマートになったのではないでしょうか。
実際重量も手に取ってすぐにわかるほど軽量化できています。
ケーブルの長さが少し長めかつ柔軟性に欠け固い為、取り回しに苦労しました。しっかりシールドできる仕様のケーブルだから仕方ないですね。
結束バンドを使い極力コンパクトにまとめました。只、ちょっとGPD win本体背面に装着しているUSBコネクタ部(L字)が以前より出っ張り気味なところが少し残念ですね。
まぁこんな感じでバックトゥーザフューチャーのデロリアンみたいに後付けのゴテゴテ感は否めませんが結構これはこれで満足です。
こんなのを電車内で使用していたら怪しさ満点でメッチャ見られそうですがw
なんか時限爆弾ぽい?
早速電源を入れ動作確認。
うわっ!!メッチャLEDビカビカやん・・・。まぶしすぎます。
う~んこれはテープか何かで対策考えます。
で、気になる動作結果は・・・
無事ドライブが認識し読み込み書き込み速度も劣化なし!そしてノイズも特に問題なくWifiも良好に接続できています。
とりあえずは成功といったところでしょうか。
今回の課題はこの見てくれですね。大した問題ではないので何とかできそうです。
適当なプラ板を全面的に覆うようにしてみるとかもどうかな。ごつく重くならないような方法を考えついたらまた記事更新します。