愛用していた「ズルトラ(Xperia Zultra SOL24)」から「Xiami Mi Mix」へ乗り換えをした記事を今年の3月に書かせていただきました。
この記事は思ったより人気で現時点で当ブログNo2のアクセスがあり驚いています。
ズルトラオーナーの方々は結構興味を持たれたみたいで嬉しい限りです。
本当にズルトラは特殊な端末で特殊ゆえに熱烈な愛用者が一定数おりその特殊な仕様により移行先端末に苦しむ構図が出来上がってしまっています。
その特殊とはなにか?
記事を見に来ていただいている多数の方はご存知とは思いますが改めてズルトラの特殊な特徴を説明しますと、
兎に角画面がデカい!6.4インチ!!
ファブレット!!(もはや死語。スマホとタブレットの中間)
めちゃ薄い!!
防水!!
フルセグ!!
おサイフケータイ!!
鉛筆で画面に字が書ける!!
ズルトラ2さえ出てくれれば何も悩むことはなかったんですが今現在もそんな噂は全く出てきていません・・・。
苦渋の決断で乗り換えし、あれから約8か月が経ちました。
今回はズルトラから乗り換えで良かった、悪かった点をお伝えしたいと思います。
後、スマホ通信料金の格安運用についても書かせていただきます。
まず、結論から・・。
乗り換えて大正解です!!!
めちゃくちゃ快適!!
ズルトラにしか無い機能の差異なんて些細なことに思えるほど快適すぎます!!
では、その詳細を紹介していきます。
スペック比較
まずはおさらいの為、両端末のスペックを確認。
Xperia Zultra SOL24
Xiaomi Mi Mix
Xperia Zultra SOL24 | Xiaomi Mi Mix | |
OS | Android 4.4.4 | Android 6.0 MIUI 8 |
ディスプレイ | 6.44インチ 1920×1080 フルHD アスペクト比(16:9) |
6.4インチ 2040×1080 フルHD アスペクト比(17:9) |
AnTuTu(v6.2.7)※参考値 | 総合スコア:約46300 3Dスコア:約8500 |
総合スコア:約160000 3Dスコア:約63600 |
CPU | Snapdragon 800 MSM8974 4コア 2.2GHz |
Snapdragon 821 MSM8996 Pro 4コア 2.35GHz |
RAM | 2GB | 4GB / 6GB |
ストレージ | 32GB | 128GB / 256GB |
microSD | ○ | × |
背面カメラ | 810万画素 | 1600万画素 |
前面カメラ | 220万画素 | 500万画素 |
バッテリー | 3000mAh | 4400mAh Quick Charge 3.0 |
対応周波数(バンド) | LTE(1、11、18)
3G(W-CDMA)(1、2、5) 3G(CDMA2000)(BC0、BC6)
GSM(850、900、1800、1900MHz) |
LTE(1、2、3、4、5、7、8)
LTE(TD-LTE)(38、39、40、41) 3G(W-CDMA)(1、2、5、8) 3G(CDMA2000)(BC0) 3G(TD-SCDMA)(34、39) GSM(850、900、1800、1900MHz) |
SIMサイズ | microSIM | SIM1:nanoSIM SIM2:nanoSIM デュアルSIMデュアルスタンバイ |
サイズ | 高さ:179mm 幅:92mm 厚さ:6.5mm 重さ:214g |
高さ:158.8mm 幅:81.9mm 厚さ:7.9mm 重さ:209g |
NFC | ○ | ○ |
お財布ケータイ(Felica) | ○ | × |
フルセグ | ○ | × |
GPS | ○ | ○ |
防水/防塵 | ○ | × |
USBポート | microUSB | USB Type-C |
カラー | ブラック、ホワイト、パープル | ブラック、ホワイト |
何故、「Mi Mix」なのか?
今は更に高性能な「Mi Mix 2」や「Mi Mix 2S」。そして発売されたばかりの「Mi Mix 3」がありますがここはあえて初代「Mi Mix」です。
数あるスマホの中で初代「Mi Mix」を選択した理由は大きく分けて2つあります。
6.4インチ大画面(17:9)
これは前回記事で紹介させていただいた通り
画面サイズが大画面ズルトラに非常に近い!!
ズルトラは6.44インチ且つ16:9のアスペクト比です。
対して「Mi Mix」は6.4インチ且つ17:9のアスペクト比。
アスペクト比とは画面縦横の比率の事です。
ここで重要なのはアスペクト比が今流行りである18:9の縦長画面ではないという事。
初代「Mi Mix」は17:9でそれ以降の「Mi Mix 2」「Mi Mix 2S」「Mi Mix 3」はどれも縦長のアスペクト比なのでダメです。
液晶画面においてこのアスペクト比が16:9であることが私にとって重要なのです。
アスペクト比はスマホの画面の対角線の長さで計ります。
18:9の場合、縦に長い比率なのでその分16:9の画面よりも横幅が狭くなります。
そうなると映画等の動画で画面を横にして全画面で視聴する際、横の黒帯の幅が非常にデカくなり画面が小さく感じます。
同じ6.4インチでも18:9の画面だと実質はそれより横幅が小さい画面となり迫力に欠けます。
16:9の画面だと黒帯表示がほぼありません。
初代「Mi Mix」は17:9の比率で16:9ではありませんが非常に近いので黒帯の幅もそれほど気になりません。
CDMA2000対応 デュアルSIMデュアルスタンバイ
次にauの3G(CDMA2000)回線通話に非公式ながら対応しているという事。
これはあるおまじない(au SIMのPRL更新)を行うと格安3G回線が利用できるというもの。
詳細な紹介は前回記事を参照ください。(本記事の冒頭にリンクがあります)
これは初代「Mi Mix」以外の「Mi Mix 2」「Mi Mix 2S」「Mi Mix 3」でも利用可能みたいですね。
更に2枚のSIMでデュアルスタンバイに対応しており通話用+通信用のそれぞれ別回線のSIM2枚同時利用が可能。
格安通話SIMを使用し別途格安通信のSIMを利用できてしまいます。
この2点が初代「Mi Mix」を選択した理由です。
乗り換えて良かったところ
ハイスペック
まず、基本性能が大幅にアップ!!
CPUの処理速度が劇的に早くなり、メモリが3倍!!ストレージに至っては8倍!!!!
快適でない筈がありません。
ズルトラではもっさりしていた処理がキビキビと動作し、メモリ不足のエラーメッセージも皆無!!
SDカードスロットが無いので増設ができませんがそんな必要はないくらい大容量なので写真、動画を撮りまくっていますが一向にあふれません!
すげえ~。こんなにも快適になるとは・・・。
サイズ
選択理由にも挙げましたが画面サイズはズルトラそのまんまで大迫力かつ非常に見やすく快適でありながらベゼルレスなのでボディサイズがコンパクトになりました。
より片手で操作しやすくポケットに収まりやすくなっています。
ズルトラは大きいので電話として使うには少し勇気がいります。
「Mi Mix」はベゼルレスによりコンパクトになった為、ギリギリ電話として利用できるサイズです。
デュアルSIMデュアルスタンバイ対応
これも選択理由で述べましたがズルトラではできなかった格安通話+格安通信を1台で運用が可能。
ズルトラでは1枚のSIMしか対応しないので複数の回線を同時に利用できません。1回線なのでauの通話回線を前提にすると必然的にLTE回線契約になり価格が割高です。
「Mi Mix」はSIM2枚同時に利用できるので別々の格安通話回線SIM+格安通信回線SIMを導入することが可能でこれ1台で格安快適な通話+通信が実現できました!
以前はズルトラとは別にau 3G通話用として「Xperia acroHD」との2個持ちだったので解放されました!
指紋認証
それから地味に指紋認証が快適です。ロック解除、アプリのパスワード認証で大活躍です!
背面の指紋認証パネルをタッチするだけで画面のロックが解除できるので凄くは捗ります。
バッテリー
バッテリーがズルトラよりも1400mAh増えたので非常に長持ちします。
急速充電も対応しているので短い時間で充電でき、
余計な裏の通信、同期を停止する事でバッテリー消費を減らすバッテリーセーブ機能もあり(ズルトラにも似たのはありました)より長持ちです。
コネクタ関連
USBケーブルのコネクタもType-Cになり向きを気にせず挿入できますし最近のスマホではオミットされがちのイヤホンジャックも装備しているので利便性抜群です!!
Dual Apps
Xiaomi端末独自MIUI8の新機能で同じインストールアプリを2つ持つ事ができます。
これが凄く便利でたとえばアカウント1つしか使用できないアプリをこの機能で複製する事で1端末内に別々のアカウントが紐づいたアプリのクローン環境が作成できます。
私の場合ジャパンネット銀行のアプリを利用しているのですがアプリに1つしか口座利用できない為、この機能を利用してアプリを複製し2つの口座を管理可能になりました。私は使ってませんがゲームやSNSでも利用できそうです。
乗り換えて悪かったところ
良かったことが大きすぎて本当に些細なことになりましたがあえて挙げると日本独自のガラパゴス的機能全般が無い事でしょうか。
防水
防水が無くなったことで少し水回りに気を付ける必要が出ました。
でもこれはちょっとした水濡れくらいでは気密性が非常に高い端末なのですぐに拭き取れば故障ということは無い為、あまり気にしていません。
フルセグ
フルセグが無くなった。これは少し残念ではありますが以前もそれほど使っていた機能ではないので不便ではありません。
おサイフケータイ
おサイフケータイ機能も無くなった。これも同じくそれほど使っていませんでした。どちらかというとNFCの方が使っていた方なんでそれほど気になりません。
鉛筆も反応するタッチスクリーン
ズルトラの液晶タッチスクリーンは特殊で鉛筆の芯に反応できるため、専用のデジタイザペン等なくてもペンでメモ書きができてしまいます。
ちょっとしたメモを取るのに重宝していたので仕方ないですがこの機能が無いのが少し残念です。
ということで4点挙げはしましたがそれほど悪かったというほどではありませんでした。
上記とは別に悪かった点ではないのですが面倒くさかった事として
中華ROM
Xiaomiは中国の企業ですので端末に導入されているROMイメージは中国製です。
裏で良くわからない通信をされても困りますので日本語対応のカスタムROMを焼き直しました。
少し手間ですがグーグルで検索すれば丁寧に解説いただけているサイトが沢山あるのでそれほど困りませんでした。これで安心して使用できます。
格安通信運用例紹介
私の通話+通信回線契約の詳細を紹介します。
現在運用している格安回線契約プラン
通話:プランEシンプル(au 3G回線) = 802円(税込)/月
通信:mineoのDプラン(Docomo回線)3GB = 972円(税込)/月
月額合計:1774円(税込)/月(データ通信3GBまで)(概算)
通常、最近のスマホでauの回線契約をするとLTE契約になりますのでパケット定額が必須になり
一般的な比較対象としてLTE最安のプランを例にあげますと
au LTE最安回線契約プラン
auピタットプラン(シンプル)+ 毎月割
月額合計:3,218円(税込)/月(データ通信1GBまで)(概算)
月のランニングコストが倍近くなり大分違ってきます。
私の場合電話はあまりかけることはなく待ち受け専門で電話は家族との電話ばかり、インターネットも自宅に光ファイバのWifi環境があるので外出時のみ通信となり
外出時の普段利用はちょっとしたネットサーフィン、Twitter、Instagramぐらいです。
偶に子供をあやす為、YouTubeやアマゾンプライムの動画を数本見せることがある程度。
この使い方だと月にせいぜい2Gバイトを超えないくらいなので全く問題ありません。
余った分は次月まで持ち越しができるので非常にゆとりがあります。
mineoは通信制限モードをオンにしていると回線速度が遅くなりメール等閲覧ぐらいしかできなくなりますが残通信データ分を消費せず利用できます。
なのでここぞというときには速度制限解除して動画等に利用しますが普段は制限をかけて運用することでほとんどデータを消費しません。
ということで非常に快適です。
最後に
如何でしたか?
ズルトラの乗り換え計画は私的には大成功でした。
当初懸念していた機能(防水、フルセグ、おサイフケータイ等)の欠如は結果としてあまり重要でなかった事に気づきました。
あるに越したことはないのですが無くても全く困りませんでした。
それよりもスペックアップした各機能の快適さが凄すぎです。
上記良かった点には挙げきれませんでしたが他にも外観が豪華で非常にかっこ良い(フルセラミックボディ、一部18金装飾等)とかハイレゾ対応等あり大満足でした。
ただ良い事ばかりでもなくて
ズルトラ、「Mi Mix」共通の問題ですがカメラの性能がいまいち良くないですね。他の端末よりも性能は落ちるイメージです。
それと共に落下破損しやすいボディであると言う事。ズルトラはガラスですし、Mi Mixはセラミック。これはケースで保護するなり気を付ければいいと思います。
と言う事でいろいろと紹介しましたが欠如機能ばかり注目して乗り換えできないのは非常に勿体無いと言う事がわかりました。
ズルトラの移行先に悩んでいる方等、皆さんの乗り換えの参考になれば幸いです。